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ビンチャイン建設投資[BCI]は・・・ホーチミン市ビンタン区とビンチャイン区に
380ヘクタールの広大な土地を有し、特にホーチミン市で知名度が高い不動産会社。
2016年の株価収益率(PER)予想は11.2倍、合理的な水準にある・・・

＜その他掲載銘柄＞
アジアコマーシャル銀行［ACB］、ビングループ[VIC]、ハウザン製薬[DHG]、
FPT情報通信[FPT]、マサンインベストメントグループ[MSN]、
ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、ホーチミン市インフラ投資[CII]、
ビンミン・プラスチック[BMP]、フーニュアン・ジュエリー[PNJ]、
ダナンゴムタイヤ[DRC]、ダットサイングループ[DXG]、
軍隊商業銀行[MBB]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、ベトコムバンク[VCB]、
ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ベトインバンク[CTG]、
ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、ビナサンタクシー[VNS]、キドグループ[KDC]、
コテック建設[CTD]

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CONTENTS
 
01. 5月日経PMI、+0.4Pの52.7―直近1年の最高値
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
     特集（2016年5月30日～2016年6月5日）  
03. 噂のうわさ話
   　ドンアプラスチックグループ[DAG]
04. サイゴン・街角風景　　
  　「ベトナムの選挙」

  日本経済新聞及びマークイット社が発表した2016年5月の
ベトナム・日経PMI(製造業購買担当者指数)は、前月比で+0.4ポイント上昇の
52.7で、2015年5月以降の最高値を記録した。ベトナムのPMIは、
2015年5月に過去最高の54.8をつけた後、9月と11月に50を割ったが、
12月以降は6か月連続で50以上を維持している。

  需要が増加したことで、新規受注の伸びが直近12か月で最も
高い水準に。海外からの受注数も増加したが、伸び率は前月より低下した。
新規受注の増加に応えるために、各製造業者が生産を増強している。

  これにより、生産量は6か月連続で増加を維持し、伸び率が
2015年7月以降で最高に。雇用は2か月連続で増加したが、伸び率は
前月より低かった。生産増強により、生産向け投入原料の購買活動は
6か月連続で増加して、伸びが直近12か月で最も高い水準に。
投入原料購入を強化したことで、4か月連続で減少していた投入原料在庫が
増加に転じた。完成品在庫は減少したが、減少幅はこの5か月で最も小さかった。

  一方、鉄鋼などの原材料価格が上昇したため、生産コストは2か月連続で
増加。増加幅は2014年8月以降で最大だった。生産コストの大幅増加を受け、
各メーカーの販売価格は2か月連続で引き上げられているが、引き上げ幅は
小幅だった。

  マークイット社の専門家は、「新規受注の大幅な増加により、今後数か月は
生産量及び雇用が共に増加し続ける見通しだ。デフレへの圧力はなくなったものの、
ベトナム製造業者は販売価格の引き上げ幅を抑制している。但し、生産コストが
更に大きく増加すれば、各メーカーの販売価格も大幅に引き上げられる可能性が
ある」とコメントした。

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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-kabu.com）の 
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 財政省、BIDV・ベトイン銀に15年現金配当実施求める―国家歳入伸び悩みで
[2016/06/03 18:46 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/160603051029.html

  財政省はこのほど、ベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)及び
ベトインバンク[CTG](Vietinbank)の2行に対して2015年配当を現金で
実施するよう求める内容の文書をベトナム国家銀行(中央銀行)に提出した。

  この背景には、原油価格が期待通りには回復していないため歳入が
伸び悩んでおり、財政赤字額が悪化していることがある。統計総局によると、
2016年年初5か月の歳入額は346兆2000億VND(約1兆6890億VND)に
留まったのに対し、歳出額は412兆6000億VND(約2兆0130円)に上ったため、
財政収支は▲66兆4000億VND(約3240億円)の赤字だった。

  2016年通年の財政計画によると、同年歳入額は1019兆2000億VND
(約4兆9700億円)、歳出額は1273兆2000億VND(約6兆2100億円)。
財政赤字額は▲254兆VND(約1兆2400億円)で、国内総生産(GDP)の
4.95％相当となる見込みだ。年初5か月の歳入額の年間計画達成率は
34％に留まっている。

  BIDとCTGは共に、2015年定時株主総会で2015年現金配当を
額面比10％前後で実施することを承認していた。しかし、BIDは
2016年定時株主総会で、メコン住宅開発銀行(Mekong Housing Bank＝MHB)を
吸収合併したばかりであることを理由に、2015年配当を額面比8.5％の
株式配当に変更することを決めた。また、CTGは同じく2016年株主総会で、
PGバンク(PGBank)の吸収合併を進めていることから、2015年配当を
実施しないことが承認されている。両行の2015年税引前利益は、BIDが
7兆0360億VND(約340億円)、CTGが7兆3600億VND(約360億円)だった。

  両行における政府保有比率は、BIDVが95％、CTGが64.46％。この2行のほか、
政府はベトコムバンク[VCB](Vietcombank)株77％を保有している。VCBは、
2015年現金配当を額面比10％(1000VND＝約4.9円)で実施した。


2 位 ビンG、16年+85％増益見通し―大型不動産案件から売上高計上で
[2016/05/31 16:22 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/160531013422.html

  ホーチミン市証券[HCM](Ho Chi Minh Securities)は、ビングループ[VIC](Vingroup)の
業績見通しについて、同社が年内に多数の大型不動産案件から売上高及び
利益を計上することを踏まえ、極めて楽観的としている。

  2016年通年の業績見通しは、売上高が前年比+30％増の44兆2000億VND
(約2200億円)、税引後利益が同+85％増の2兆8000億VND(約140億円)の
大幅な増収増益と予想されている。

  同年売上高に最も大きく貢献するのは不動産物件販売で、前年比+16.2％増の
24兆4000億VND(約1220億円)となり、全体の55.2％を占める見通しだ。
売上高が計上される不動産案件として、◇「ビンホーム・タイムズシティ
(Vinhomes Times City)」(ハノイ市)：売上高5兆VND(約250億円)、
◇「ビンホーム・ロイヤルシティー(Vinhomes Royal City)」(ハノイ市)：
同5000億VND(約25億円)、◇「ビンホーム・セントラルパーク
(Vinhomes Central Park)」(ホーチミン市)：同7兆9000億VND(約395億円)、
◇「ビンホーム・グエンチータイン(Vinhomes Nguyen Chi Thanh)」
(ハノイ市)：同2兆5000億VND(約125億円)、◇沿海地域の別荘案件：
同8兆5000億VND(約425億円)などが挙げられる。

  他事業の売上高伸び率は、◇小売：前年の2倍超、◇宿泊・観光・
娯楽サービス：前年比+40％増、◇不動産賃貸：同+15％増の見込みで、
医療サービスや教育も大きく伸びる予想だ。

  2016年の1株当たり利益(EPS)は前年の2倍に当たる1291VND(約6.5円)。
これに基づく同年株価収益率(PER)は42.61倍、株価純資産倍率(PBR)は4.45倍。
HCMはVICの投資評価を「買い(Buy)」で据え置いた。


3 位 国家資本投資経営総公社、年内にFPT情報通信など120社から出資回収
[2016/06/01 13:56 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/160601123953.html

   国家資本投資経営総公社(State Capital Investment Corporation＝SCIC)が
このほど発表した2016年出資回収計画によると、FPT情報通信[FPT]
(FPT Holdings)やサザン食品[SGC](Sa Giang Import Export)の大手2社を
含む120社から年内に出資を回収する。

  SCICはFPT株6％を保有。FPTの5月31日終値4万0800VND(約204円)に基づくと、
回収額は9750億VND(約49億円)の計算だ。そのほか、SCICが年内に出資を
回収する企業には、◇ビナコネックス[VCG](Vietnam Construction And Import - Export)、
◇クアンニン火力発電(EVN TPC Quang Ninh)、◇ヴィンソン・ソンヒン水力発電[VSH]
(Vinh Son - Song Hinh Hydro Power)、◇ハイフォン火力発電(EVN TPC Hai Phong)が
含まれている。

  但し、SCICが出資しているビナミルク[VNM](Vinamilk)やバオミン保険株式公社[BMI]
(Bao Minh Insurance)、ビンミン・プラスチック[BMP](Binh Minh Plastics)、
FPTテレコム(FPT Telecom)などの大手企業からの出資回収については、
2016年中には行われない模様。

  政府は2015年10月、SCICの企業10社からの出資全額回収を許可している。
回収時期についてはSCICが決定する。10社からの出資回収総額は
合計35億USD(約3900億円)に達する見込みだ。

＜SCICが撤退する10社の政府保有比率＞

  2015年にSCICが10社から獲得した配当総額は前年比+40％増の
5兆0620億VND(約253億円)で、うちVNMからの配当金が2兆7050億VND(約135億円)。
SCICが現在多額の配当を得ている現状を考えると、すぐに全ての企業から出資を
回収することはないとの見方もある。

  SCICの2016年事業計画によると、税引前利益は8兆4140億VND(約421億円)の見通しで、
うち配当による利益が4兆4280億VND(約220億円)と半分以上を占める見込み。

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
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過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだ、
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ベトナム現地投資家のうわさ話・ドンアプラスチックグループ[DAG]・の巻！

(2016年06月08日 発行ベトナム株通信 第2870号)
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■■■ドンアプラスチックグループ[DAG]■■■

ドンアプラスチックグループ[DAG]は27日、韓国最大手アルミサッシ窓メーカーの
デフンFSCコンポジットウィンドー(DaeHeung FSC Composite Window)との間で、
ベトナム国内でのアルミサッシ窓生産に関する提携契約を締結した。

それによると、各種アルミサッシ窓の年間生産能力は8万～10万m2で、
初期段階の投資総額は1000万USD(約10億7000万円)。同製品による売上高は
2016年から業績に貢献し、2020年までに同製品による年間売上高は3000万USD
(約32億円)に達する見込みだ。

デフンは現在、韓国においてグリーンテクノロジーを使用したアルミサッシ窓市場シェアの
90％を握っている。同社のアルミサッシ窓は環境に優しく、エネルギーの30％を
節約できる新資材を使用し、防音、断熱などの様々な性能を持つ特許製品を生産している。

DAGは、建築資材・インテリア、ディスプレー用のプラスチック製品生産で
パイオニア企業として知られており、「スマートウィンドー(Smartwindow)」や
「スマートドア(Smartdoor)」など強力なブランドを確立している。

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